PHONON 2553 初日レポ

すばらしかった!
やっぱりあのおっさんは何がカッコイイかを重々心得ているなぁーと思う


リキッドルームのロビーは千人が入るのには狭くて酸素が薄かった・・・
物販は開始30分前にもう長蛇の列ができていてどこが最後尾なのか解らなかったほど。
というか全体的にロビー内は右も左も解らない状態でそりゃ会場30分押しするよなと思った。
会場に入るまで結構時間があったので#hirasawaのハッシュタグを付けつつツイートをする。一人参戦者にとっては最高の暇つぶし。
このとき「あーライブの方は還元主義アカウント(△)で呟くのか―」とか思ってた時分は甘かった・・・
まさかNoRoom(Ω)がUSTしていたとは!
#hirasawaがあんまり盛り上がっていなかったのはみんなが#noroomに流れたからだったのか…
流石にUSTのチャットは流れが速すぎていまではもう追える文量ではありません。


会場に入り(整理番号は553だった)ステージをちらっと見る。すぐに異変に気付く。
レーザーハープが増強されている…!?
モズライトとICE-9が両方セットされている…!?
進化しすぎだろこのステージ!!


しかしそれよりも個人的に気になったのは…グラビトンが無かったこと。
ついにやつもその役目を終えたか…
そりゃレーザーハープがあればね。点呼インタラの時も殆ど(まったく?)グラビトン使わなかったし。
しかし、これでグラビトンもチューブラ・ヘルツや謎の培養マシンと同じ運命を歩むことになったか…
ありがとうグラビトン1号&2号!!


セットリスト(還元主義HPより)
01: Solid air (還弦主義ver.) / Perspective (1982, P-MODEL)
02: 聖馬蹄形惑星の大詐欺師 / 点呼する惑星 (2009)
03: CODE-COSTARICA / 白虎野 (2006)
04: 山頂晴れて / ヴァーチュアル・ラビット (1991)
05: BERSERK - Forces 1.5 (PHONON2553 ver.) / SOLAR RAY (2001)
06: 人体夜行 / 点呼する惑星 (2009)
07: RIDE THE BLUE LIMBO / BLUE LIMBO (2003)
08: MOON TIME / 救済の技法 (1998)
09: 星を知る者 / アルバム未収録 (2001)
10: 点呼する惑星 / 点呼する惑星 (2009)
11: 可視海 / 点呼する惑星 (2009)
12: 力の唄 / AURORA (1994)
13: Phonon Belt / 点呼する惑星 (2009)
14: 王道楽土 / 点呼する惑星 (2009)
15: ルクトゥン OR DIE(PHONON2553 ver.) / アルバム未収録 (2001)
16: Another Day (還弦主義ver.) / ONE PATTERN (1986, P-MODEL)
17: Mirror Gate / 点呼する惑星 (2009)
18: 賢者のプロペラ 3 / SOLAR RAY (2001)
EN
19: Astro-Ho!帰還 / 点呼する惑星 (2009)
20: 上空初期値 / 点呼する惑星 (2009)


出囃子に合わせて平沢登場。
レーザーハープを軽快に演奏し始める。
平沢から見て右上(客席から見て左上)のレーザーには「アーーーッ!」という声が仕組まれており、観客の方を見渡しながら右手を上げる平沢がいかにも独裁者的な(ビッグブラザー的な)風貌でとても似合う。これは今後も定番になるだろう。
そしていきなりの「ソリッディエアー――!」でフロアは大盛り上がり!!
実はCDでのインパクトを重視し、還元主義HPの投稿は視聴していなかったので、こんなアレンジなんだーとか思う。
そして一曲目からのデストロイギター!!!!!
ヤバかった。鳥肌が立った。(PHOTONを使ったのはこの一回のみ)


その後もノリのいい曲を立て続けに演奏し調子を上げるヒラサワ。
レーザーハープを急がしそうに弾く姿がなんとも微笑ましい。
山頂晴れてで一瞬歌が聞こえなくなる(ミキサーミス?)などあったが問題無く進む。
5曲目のBERSERKでまたしてもテンションが上がる!
Forces 1.5 (PHONON2553 ver.)とあるのはオケは1.5ながらAメロが1オクターブ上(つまり原曲と同じ音程)だったから。
RIDE THE BLUE LIMBOの2番で歌の入りを間違えるヒラサワ。何かミスするたびに左(ステージ上座)をにらみつける姿がウケる。(たぶんそこにマニピュレーターがいるんだろうね)
星を知る者も凄く決まっていた。少し涙腺が緩む。


初日は最新アルバム『点呼する惑星』からほとんどをやった。(ハードランディングのみやらなかった)
平沢はツイッターhttp://twitter.com/hirasawa/status/7115968583 と言っているので二日目以降は点呼系あんまりやらないんだろうか。
力の歌はイントロで「あーっこの曲凄い聞いたことあるけどなんだっけー!?」と思ってしまった…
あれに瞬時に反応できてこそ真の平沢ファンなのです…


そしてルクトゥン強し!
ゆったり系の曲が続いたそれまでの雰囲気を一気にチャラにするキラーチューン
タルボを終始抱えて弾き語るヒラサワを見ることはもう当分ないだろう…
やっぱり凄い指の動き。耳コピの参考になった。
私が思っていたよりもハイフレットで弾いているようだ。
そしてアナザーデイ!!
サビの「デイ!アナ―ザーデイ!」で2551のバーチュアル・ラビット同様、平沢ライブとしては珍しいかけあいが起こる。
この曲が一番ウルウルッときた。
この曲を作った当時の(あの謎PVに登場するw)ヒラサワが20数年後、ライブでこの曲をやり皆が盛り上がることを想像できただろうか・・・
もちろん一曲目のソリッドエアーの方が古いのだが(4半世紀前…)核Pとかでもやっているソリッドエアーよりアナザーデイの方が感慨深かった。


賢プロ3はもうすっかりPHONONの定番曲になっている
ソロのICE-9でのデストロイは控えめだったものの凄く指使いが勉強になる。
そしてなにかゴニョっと言い残して退場。数分の後アンコール。
MCの内容はレーザーハープを強調するためにいつもより多めにスモークをたいていること、ローディーの松村君の紹介(こういうときの為に事前にネタを仕込むのがヒラサワは上手い)。
還元主義イベント期間中の為ライブアレンジも弦を意識したがルクトゥンだけは無理だったことwそれをモズライトで誤魔化したことw
個人的には全体的にライブアレンジは高橋かしこ氏が言うところの「工事現場サウンド」で気持ちがよかった。
あと今回は「えーじゃない」「だまれ」とか言う代わりに、フロアからの黄色い歓声に対して睨みつけて眼で制すという新たな技を身に着けていた。


アンコールは点呼する惑星から2曲。
上空初期値の飛行機SEでライトがステージを右に左に走る。
ヒラサワが去り、フロアの電気がついてもみんなすぐには帰らずヒラサワーと叫んでいた。
みんなの顔が笑顔だった。


まあ、凄い飛ばし飛ばしなのですが(笑)以上でレポ終了。
正直2日目3日目も行きたいが断念。みんながんばれー!
そしてヒラサワがんばれー!