ROLAND SH-2購入記 初めてアナログシンセを買った

ROLAND SH-2と言えばその昔、PLASTICS(もと四人囃子、そしてジュディマリ/グレイのプロデューサー)の佐久間正英氏が使っていた事で自分の中では有名だった
(『電子音楽 in JAPAN』ではSH-1を使っていたという記述が見られるが、「Top Secret Man」のPVとかで使ってるのは確実にSH-2であるはずだ)
で、以前からビンテージのアナログシンセに興味はあったもののなかなか手が出せなかったんですね。
なぜかというと、心のどこかで「自分なんかがビンテージのシンセを買っていいんだろうか…」と思っていたから。(これはファッション誌を見た時の「自分なんかがこんなカッコをしていいんだろうか…」という気持ちに似ている。)
だから近所のhardoffに、中古で5万円のSH-2が売られているのを知ってはいたんだけどね…


で、今週の土曜日。
ハードオフ友達(そんなのあるのか?)から一通のメール。
「コレかっこよくね?」って書いてあったから添付されていた写真をダウンロードして見ると
そこには赤くて、何故かギタースタンドに立てられている(笑)キーボードが
しかもモジュレーショングリップが付いている…


「SH-101だ!!!!!!!」
「しかも限定レッドカラー(レア)版だ!!!!!!!」


これは触ってみるしかないと思い翌日ハードオフ
一応ジャンク扱いであるものの、よく知られている通りハードオフのジャンク認定はACアダプタが付いてないとか接点復活剤ですぐ解決するガリがあるとかそんなものなので、このSH-101普通に動く!
VCOが一個+サブオシレータしかないのでちょっと迷ったがレゾナンスの掛かりがすごくアシッドだしシーケンサー機能もとても使える
そしてなによりカッコいい!肩からかけれる!
その日は持ち合わせがなかったのですぐ買えなかったのだが、もう購入は決心されていた。


しかし年度の初めということもあり…なかなか忙しい日々が続く
そして昨日、2万1000円(今思っても正直この値段は安い)を持って再びハードオフ
少しギターやエフェクターとか見てお目当ての101のもとへ…


な、ない
SH-101がない…


店員さんに問い合わせたところ自分が試奏した翌日にどなたか買われたとのこと
どなたか!ちょっと待ってよどなたか!
正直ショックだった。善は急げという言葉の意味を知った。
失望の中(笑)じゃあこいつを試奏させてくださいとSH-2を弾かせてもらった。


その時、自分の中では「こいつもそのうち誰かに買われてしまうんじゃないか」という焦りが生まれていて(笑)善は急げ精神が働いた。
だってSH-2ハードケース付きで5万だよ!けっこう安いんだよ!(ハードオフの価格設定の基準はよく分からない)


というわけで、今我が家にはSH-2がキーボードスタンドの上に置かれていますw
いや、今考えると(確かにSH-101もビジュアルとかシーケンサーとか捨てがたかったけど!)SH-2を買ったのは正解だったかもしれない。
まず2VCO+サブオシは嬉しい。鍵盤がちゃんと3オクターブ分ある(SH-101は2オクターブ半しかない)
出せる音がSH-101では限られてたけどSH-2は(リングMODやシンクMODがついていないのでソレ系の音は出せないけど)いろいろな音が出せる!
フィルターはレゾナンスがSH-101的なウニョウニョ系ではなくピョンピョン系なので、ここが好き嫌いの分かれるところでしょう
個人的にはやっぱりPLASTICSみたいな太いシンセベースが欲しかったので、そういう意味では成功でした。


まあ、普段twitterばっかりやってるんですが http://twitter.com/Antimonesia
例えば自分がシンセの口コミ情報欲しいなーと思って検索かけると出てくるのはやっぱりブログのページなので(笑)今回はブログに書いてみました
ポルタメントの効き方とか「あーやっぱアナログシンセだなぁ」って思います