タブレットとソフトシンセ・DAW連動の夜明け パート1

今日が2010年の1月27日だから、あと半日しないうちに(事前の予想が正しければ)アップルからタブレットが発表される(かもしれない)
それで、私は最初「ふーん。タブレットねぇ…」と静観の立場をとっていたのだが、徐々にある一つの思いつきが膨らんできた。
それは「タブレット上においてソフトシンセはどうなるのだろう」という思いつきだ。
まず手始めに「iPhone シンセ」ググってみた。するとすでに『mobilesynth』というアナログモノシンセのアプリがApp Storeで無料で配信されていた。
http://blogs.itmedia.co.jp/closebox/2009/03/iphonemobilesyn.html
このリンク先に載っているプレイ動画を見たのだけれど、正直言って(まあ、フリーだから仕方ないのだけれど)このアプリは暇つぶしのおもちゃ以上にはなりにくい。それはやはり、タッチパネル上に表示される鍵盤の使いにくさからだ。一部のガジェット系ミュージシャンにはもてはやされるかもしれないが、全体的な支持を集めるにはちょっと力が足りない。


しかし、もしこれがタブレットならばどうだろう。


いままでのソフトシンセは(ビンテージシンセの再現モノも含め)安く高性能な半面、操作性では別途にフィジカルコントローラーを購入しないと話にならなかった(もちろんマウスで地道にやっていくのもアリだが私にはできない。)ソフトシンセとハードシンセの間には操作性においてまだまだ断絶が有り、それがいまでもハードシンセを推す人間がいる理由の一つだ。少なくとも私はそうだった。
しかしタブレットならば…擬似とはいえ直感的に「指で」つまみを廻したりスイッチを押したりすることができる。パッチングなども指で行えるようになるかもしれない。
もちろんiPhoneでもそれはできるのだけれどもそこには限界がある。しかしタブレットには(少なくともiPhoneよりは)可能性がある。桁が違うほどに。
これは久々に面白いムーブメントが起こるのではないだろうか。さっきの『mobilesynth』のモジュールを横に切り替えていく感覚も斬新だった。ソフトとハードの中間にある新しいシンセの形がタブレットによってもたらされる気がするのだ。
タブレットmidiを入力することができるのかはまだ解らないが『iPK 25』http://d.hatena.ne.jp/necogata01/20100117/p1 の前例もあることだし、何かしらの(タッチパネル上の鍵盤以外の)コントロールシステムは登場するだろう。そうすれば、使用用途は大幅に広がる。


続く…